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2024年11月9日
事務作業と部屋の大掃除を少し進めた。ソファの上に2回分ぐらいの取り込んだ洗濯物が積み重なっているという悲惨な状態がやっとこさすっきり。好きなDJが東京から来て5時間回すというなかなかレアなイベントがあり、ここ数日人と会っていて疲れているしどうしようかと悩んでいたけれど、思い切って前売りチケットを買った。イベントが始まる時間の直前までネットで前売りを買えるのは珍しい気がする。
何度か氏の1時間ぐらいのDJを見たことがあって、その時は、ジャンルレスだけれど飛ばし道具的に例えばアニソンをという感じではなく、筋の通った選曲でかっこよかった。長時間だとどうなるんだろうと思っていると、始まって3時間ぐらいは基本的には四つ打ちという硬派な感じだった。あまり聞くジャンルではなくはじめはあまり乗れなかったのだけれど、ジャンルの中にいろんなジャンルがあるということが途中からわかってきて面白かった。終盤はレゲエのリズム(日本語ラップやJ-POP、K-POPをそのリズムに合わせたりも)を中心としたハッピーな選曲で、これがハレということかとグッときた。ここ最近、新しい曲を探す元気がなかったのだけれど、その元気が湧き上がるのを感じた。
5時間もいると同じ感じで揺れているのも何だしなと思って、前の人のステップを真似したり、マインドフルネスというか身体のある部分(特に凝っている肩甲骨あたり)を意識して動かしたりしてみた。少し凝りがマシになった気がする。気のせいかもしれない。
おそらく東南アジアからの旅行客か留学生だろうという4人組の若者たちがいて、”Is this Coachella?””I don’t know”と話すのが聞こえた。わからんのかい、とは思ったけどそれも含めていい雰囲気だった。
朝マックとラーメンどっちかを食べて帰ろうと悩み、家に近い方のラーメンにしようと歩いたものの、夜明けぐらいなのに行列ができていて、マックまで戻るのもなんだしなと近くの吉野家で鮭と牛小鉢の朝定食を食べる。666円だった。
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2024年11月8日
4時間ぐらい寝たところで9時ぐらいに目が覚めた。前日、結構お酒を飲んでいたからか、カーテンを閉め切れていなかったからか、iPhoneをおやすみモードにしていなかったからか、思い当たる節がいくつかある。カーテンを閉める元気もなく、枕元に置いていたアイマスクをつけて二度寝した。正午ちょうどぐらいにアラームで目を覚まして、スマホを見ながらダラダラする。布団のなかで福尾匠の「スパム」と「ミーム」についての文章を読み、スパム的になるためにはまずは身体から、とスパムを食べたくなった。一人暮らしだと缶詰のスパムを一回で使い切れなくて買うのを躊躇してしまう。ファミリーマートにスパムおにぎりがあるのはちょうどよかったのけれど、のりの巻き方が握り寿司にマジックテープを巻いたみたいな感じに変わり、のりの面積が少なくなって残念である。ちょっと歩いたところに十分なのりで包んでくれるスパムおにぎり屋(厳密にはポークたまごおにぎり屋らしくスパムを使っているかはわからない)があったことを思い出し、つっかけで外に出る。
いろんな種類があるなかいちばんシンプルなポークとたまごだけのものをテイクアウトで注文する。ポークとたまごを焼く人、それらをのりとご飯で包む人、接客をする人という風に分業体制が敷かれていた。たまごとポークを焼く担当の人がたまごを焼きながらまあまあな声量で「ありがポーって言って」と言った。のりとご飯で包む担当の人が「ポー」と返した、というか呟いた。そういうユニークなルールのお店なんだなと思い、おにぎりを渡されるとき「ありがポー」と言われたらなんて返したらいいんだろう「ポーいたしまして」かなと逡巡していると、接客担当の人に「ありがとうございました」とふつうにポークたまごおにぎりを渡された。のりとご飯担当の人も「ありがとうございました」と繰り返す。ポークとたまごを焼く担当の人は淡々とたまごを焼いていた。何なんだと思いながら店を出た。暑くもなく寒くもなく、日差しの優しいちょうどよい天候だった。小春日和ってやつですかね。
大学で同期や後輩たちと研究室でタコパだったので、スパイスやマサ粉、ジャークチキンペーストに漬けておいた鶏もも肉などを持参し大学に向かう。たこ焼き風タコスはあり得そうだけど、タコス風たこ焼きはしっくりこない。そういえばこの前、銀だこでチーズ&ワカモレのたこ焼きが売っているのを見かけた。タコスってほどでもなさそうだけれど今度食べてみよう。逆と言えば、サックスの音色は人の声に似ているとよく言われるのだけれど、サックスのような歌声の人っているのだろうか。中村佳穂の歌声は近い気がする。『LINDY』の間奏の太鼓のあとの「全部あげる」(すごい歌詞だ)とか、などと考えながらバスに乗っていた。鶏もも肉を隠し持って公共交通機関を使うのは変な気分だった。今日は飲まないつもりだったけれど、研究室の冷蔵庫にタコハイがあったのでこれもタコだなと思い、飲みながらメインの具材となるカルニタス(メキシコの豚の角煮のようなもの)を煮る圧力鍋の見張り番をしていた。タコハイのタコは多幸からきているらしい。多幸でハイはなんだか危ない。ヒロポンみたいなもんですかね。
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2024年11月7日
昼過ぎに起きるとジャスミンライスが食べたい気分だったので、少し歩くカレー屋へこの時間は閉まってるかもと思いつつ、スウェットのまま外へ出た。店の前にまだ看板が出ていて、売り切れてないことを確認する。カウンターに座りラム肉のキーマカレーを頼む。向かいの棚の上にEXILEのNAOTOの写真集が置かれていた。顔をあげるたびに目に入るので、なぜ半裸でソファに腰掛けるNAOTOを見ながらカレーを、、と思いながら食べた。
夕方から指導教官と、ある行事を開催する予定の会場の下見をして、2次会の会場を探すという体で居酒屋へ。日本酒の品揃えのいい居酒屋で、作と仙禽を飲んだ。指導教官に「君はseinとsollenのあいだで揺れているね」と言われた。ちょうど昨日ぐらいにその2単語を含んだ誰かのツイートを見かけたところだったのですっと理解できた。変な偶然に助けられている。指摘についてはその通りだと思う。刺身も美味しかった。
酔い覚ましに一駅前で降り、よく行くカフェでカフェモカをテイクアウトして、飲みながら歩いて帰った。dubという文字の入った可愛げのある耐熱グラスがグッズコーナーに並んでいて、研究室でコーヒーを飲む用のものをちょうど探していたので購入した。これで少しは大学に行く頻度が増えますように、と。初めて通るラブホ街をふらふらしていると、川面まで降りられる階段を見つける。降りてみて、反射する向こう岸の商業施設をみながらカフェモカを飲み終える。ラブホ街を抜けると、コンビニの前に座っている若者が、レンタルのモバイルバッテリーを同じ手に持ちながら電子タバコを吸っていた。まだ酔ってぼーっとしていたので、若者が充電されてる、、と一瞬だけ驚いた。
思いのほかお酒が抜けきらずまだ頭が痛い。明日起きたら日記を書こうと思ったけど、明日の自分に期待できないのでまた布団のなかで書いている。とりあえず三日坊主にはならなかった。いつまで続くやら。