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2025年6月25日
篳篥の音かと思ったらゴミ収集車のブレーキ音だった。
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2025年6月24日
急遽大学に行かなくてはならなくなったり、目の前で乗りたかったバスが出発するのを見たりと散々だったが、帰りの電車で、耳の上までの丈のニット帽にモンスターボールみたく半分赤く塗られたピンポン玉をくっつけ、光る小さな角を生やしたおじいさんを見かけて元気をもらった。パリッとした質感のジーンズによく手入れされていそうな革靴を履いていて、緑のジャンパーの後ろ襟首の下には、赤く掠れた色でNUDISTと書かれていた。お洒落は足元からだなと、雨でびしょびしょになったサンダルの上の素足とスウェットの裾を見下ろしてダメだこりゃとなった。
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2025年6月23日
二車両ぶんがくっついたバスが去年ぐらいから走り始めた。いくつかのバス停が集まっているエリアで、私の待つバス停の、すぐ隣のバス停にそれが停まった。まもなく私の乗る大学に向かうバスがやってきて、本来の乗り場よりもバス一列分後ろに停まる。列があることを知らなかったからか乗車口の近くにいた老人たちが先にバスに乗った。混む時間は避けているのだけれど、いつもよりも並んでいる人が多くて私の目の前の人で席が埋まった。頭が痛かったので座りたかったが「あなた列に並んでなかったんだから席譲ってくださいよ」とはとても言えない。