61606
-
2025年11月27日
試しに運転してみるかと言われ、教習所以来にマニュアル車を運転した。8年ぶりぐらいなのに舗装されていない右車線で今思うとなんでやると言ったんだろう。そもそも車の運転自体が数年ぶりであるのに。ギアが2速になかなか入らず、何か根本的に間違っているのだろうかと、あわあわしているとクラッチを踏みながらもアクセルを踏み込んでしまいタコメーターが急激に上がってしまいさらにあわあわしていた。たんにもっと思い切りガコっとレバーを動かせばいいだけだった。
-
2025年11月26日
午前中は国際機関の職員へのインタビュー。早めに終わったので、今回一緒に調査をしている研究室の後輩の友人の夫が経営しているカフェへ。彼はタイの大会で優勝したことのあるバリスタで、その観点からこの国のコーヒーについていろいろと教えてもらう。アナエアロビック(嫌気性発酵)という近年、スペシャリティコーヒー加工法の一つになっているものがあって、かねがねこの国ではどうなんだろうと思っていた。発酵製品らしく独特の匂いがするので、苦手な人は苦手である。万博でブルンジのそれを見かけて、研究室のお土産に買ったのだけれど、同期に臭いから持って帰っていいよ、と言われた。持って帰らずほとんど私だけが飲み続けている。それはさておき、なんとバリスタの彼がその実験をしていて、実際に豆の生産者にも直接指導をしているということだった。まだ生豆(焙煎の前)の状態の豆を倉庫から出してもらって嗅がせてもらう。顔をうずめるように思い切りと匂いを味わう彼の仕方がかっこよかった。
-
2025年11月25日
昨日に引き続き午前中は国際シンポジウムに参加。昼食はビュッフェ(久しぶりに食べた、帰国したら作り置きを頑張ろうかな)でちょうどいい気温だしテラスで食べようかと外に出ると満席だった。テラスのスピーカーからWu-Tang ClanのC.R.E.A.Mが流れていた。社会主義国の(世界的に展開されている)高級ホテルというねじれの中で、Dollar, dollar bill y’allと聞くとなんだか変な感じがした。
-
2025年11月24日
休む間もなく、急遽参加させてもらえることになった、高級ホテルで開催されている「持続可能な世界へ!」という雰囲気の国際シンポジウムへ。国際機関の偉い人たちや研究者たちが素晴らしい内容のプレゼンをすごそうに話していて、なんだかなという気持ちになった。現場の人たちの声を大事に、という理念で開催されているシンポジウムなはずなのに、なんで現場の人たちがこの場にいないんだろうという違和感である。
実際に田畑で働いている人たちが聞いてもわからないだろう、ということなのだろうか。(彼らに伝わるような話・言葉じゃないとしたらそれは一体なんなんだとは思うが)百歩譲って、この国の現場をよく知る人はロビーに沢山いたはずである。政府の職員として働くなかで日本に修士課程で留学にきてこの国の農業の研究をしていた女性がずっと受付をしている。ある農業者の団体のマネージャー(一度あいさつだけしたことがあって顔は知っていた)はずっと特産品を売るブースに立っていた。彼らのような政策と現場の両方を知る人たちからこそ話を聞くべきで、それが難しいのなら会場に入られるようにはしたっていいものである。マルチステークホルダーってそういうことじゃないんですか、聞いとられん…とこっそり席を立つ。ロビーにいたそのマネージャーに話しかけると優しい人でいろいろと現場の話を教えてくれた。プレゼン資料にすらアクセスできていないということだったので、後日渡しますよと連絡先を交換する。
まあそういうもんだと思っていたしそれを確認出来てよかった。だからこそこういう研究をやっているのだし。ただ、コーヒーブレイクの時間に主催者の一人と話す機会があって、「現場と政策をつなげたくてこのイベントを開いているんですが、伝わっているかどうか」とのことだった。そういう思いを持っている人もいるということが、これから一か月の調査に向けての励みになった。
-
2025年11月23日
結局遅くまで荷造りをしてしまいあまり寝られずに出国。ホーチミンでトランジットの後、プノンペンで一度降りる人は降りて、そのままビエンチャンへという前回と同じ工程だ。と思っていたのだけれど、プノンペンで気が付くとみんな降りていていつの間にか最後の一人となっており、慌てて脱いでいた革靴を無理やりに履いて飛び出した。出口でキャビンアテンダントに「See you」と声を掛けられる。え、またここに戻ってくるってこと?とは聞けずに先に出た人たちに走って追いつく。案内係の人がだだっぴろいプノンペンの空港の中をずんずんと進んでいく。旗などなにか目印を持つでもなく途中はぐれて迷子になる人出てきそうなのだけれど、これまでこれでなんとかなっているからそうなっているんだろう。しかしプノンペンの空港が広すぎる。左右に並ぶ店たちと店たちの間の通路など、なんというか何もない面積が多い。なんらかの威厳を示している感じとほんの少しのリミナルスペースっぽさが入り混じって変な感覚だった。また手荷物の検査を過ぎ、いい散歩になったなというくらいには歩いてようやく搭乗口へ。機体の色が同じで「See you」は嘘じゃなかったのか思いながら搭乗券を見ると同じ席だった。座席に着くと、私の席だけテーブルの留め具が補修されており、これには見覚えがあった。ブルシット・ウォークだったなと思いながら窓の外をみると積み荷のスタッフが何やら慌てている様子である。どうやらプノンペンで降ろすべきスーツケースが降りていないようである。AIだどうのこうのいったって、まだまだこんなことってあるんだな、私の荷物が持っていかれませんようにと思いながらその様子を眺めていた。私たちの無駄な散歩のおかげでその客が気付いたとしたのなら幸いなことである。
-
2025年11月22日
二画面以上ないと作業ができない身体になってしまっている。明後日から海外だというのに、肝心のモバイルモニターを研究室の引き出しに忘れてきたため取りに行った。土曜日の夜だというのに研究室に明かりがついていて、学会前の後輩が資料作りを頑張っていた。「バイト先の学童で子供たちとUNOをやって楽しかったから、いつか研究室の飲み会でやろうとトランプを持ってきたんです」とのことで、せっかくだから一戦どうですかと、おそらく20年ぶりぐらいにスピードをやった。一勝二敗で負け越してしまってショックである。高校のときに囲碁部に入っていたせいか、一手先を読まなければという刷り込みによって、判断が遅れてしまったような気がする。強くなりたいんだけどどうしたらいいんだ、と調べてみるとオンライン対戦できるサイトがあった。なんでも作る人がいるものである。瞬時の判断で競うボードゲームって案外珍しいんじゃないかと思うなど。













