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2025年9月20日
もう無理ってなんかずっとうっすら思ってる、とツイートしかけてやめた。憂鬱を撒き散らすものでもないと思って(じゃあこの日記はなんなんだという気もするが)。いやはやご機嫌でいたいものですな、と思いつつ気分はくさくさしていたので散歩。歩きながらふとTwitterもといXのアカウントを今月の終わりあたりで消そうかなと思った。とりあえず思っただけ。
帰宅。
やたらお腹が空く日で、寝た方がいいとは分かっているが、松屋に行くことにした。家の外で酔っ払いが、「死ねよ 死んでくれよ ごめんよ」と叫んでいるので収まるまで待つ。もうそろそろ去ったかなという頃合いで家を出ると、その酔っ払いが警察にやさしく取り押さえられている。横を通り過ぎる時、よく見ると、「飲みすぎだよ」と頭を撫でられていた。人に死ねといったら脅迫なのかもしれないけれど、世界に対して死ねと叫んでもたぶん(人に言うよりは)罪には問われず、あまつさえ警察に優しくしてもらえるんだなと思った。
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2025年9月19日
今日も朝から大学へ。留学生のゼミに参加。少し涼しくなった気がしたかと思ったら、帰りのバスが暑くて気分が悪くなった。
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2025年9月18日
朝から大学で用事。ちょっとした打ち合わせのつもりが、がっつり話を聞く感じに。調査のときのモードに切り替えないと、急に集中したからかどっと疲れた。
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2025年9月17日
早めに起きて荷物を整理し、途中渋谷で降りてケバブを食べ、国立近代美術館へ。コレクションの戦争記録画を中心とした特集。いつかの常設展で見たことがあったものもちらほら。「アッツ島⽟砕の図」をはじめとする藤田嗣治の絵画がけっこうというかかなり展示されていて、なかなかない機会なのではと思った。
スタイリッシュな紀元2600年記念日本万国博覧会のポスターや銃後の人々の暮らしを描いたものなどいろいろと興味深かったのだけれど、特に、丸木位里・俊の「原爆の図 第三部 水」が鳥肌が立つほどの衝撃で、数枚の屏風の前を行ったり来たりしながらしばらく見ていた。埼玉の丸木美術館にもいかなければ。展示の終盤にある広島市民が描いた原爆の絵も数多く展示されていて、同じくらいの衝撃だった。漫画の一コマ的とでもいうべきか、文字が添えられた絵が多かったのが印象的である。水木しげるや手塚治虫の次のコーナーだったからそう思ったのかもしれないが。
次の予定が控えていたので急ぎで常設展のほうも見た。藤田嗣治や丸木俊など特集のほうにも展示されている作家の絵が補完/対比されるように展示されているように感じた。藤田嗣治が墨でさっと描いたようなと魚の絵が、照明の薄暗い日本画のコーナーに展示されていて、さっきまでの濃密な戦争画との差に同じ人…?と思うなど。日本画のコーナーには戦争画が数枚あって、さっきまでの特集と比べて、なんというかコントラストが淡かった。急ぎではあったけれどセットで見てよかった。
羽田空港へ行く途中、一軒の本屋に寄る。珍しいことにデザイナー毎に本が並べられていた。小田実が創刊した『週間アンポ』が数冊あって、これさっき美術館に展示されてよな、と思いながら0号を買った。2500円。合わせて筒井康隆編集の『面白半分』という雑誌のタモリの日記が掲載されている号も買った。帰りの機内でパラパラと巡っていると、全冷中の活動を山下洋輔が振り返る連載があって、ちょうど福岡のホテルでタモリと出会うあの有名なエピソードについての回だった。いい買い物をした。
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2025年9月16日
ジョン・バージャーという批評家の晩年を追ったドキュメンタリー映画を見た。入場するとき、この感じだとお客さん一人です、ゆったりしてください、と言われる。そのままだれも来なかったので、慣れない革靴と靴下を脱いで靴擦れに絆創膏を貼るなど、ゆったりさせてもらった。
バージャーが暮らす農村にいろんな人がやってきて話をするのだけれど、所々会話が通じていないか、すれ違っているように感じられて、そのこと自体も含めてバージャーは笑って頷いているように見えた。
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2025年9月15日
けっこう早めに眠りについたものの、やはりというか疲れが残っていて昼に起きる。スーツのパンツだけ持ってきていて、まあこれで数日だし乗り切るかと思っていたけれど、ピチッとした感じがやっぱり嫌で、なにかいいものがないかと宿の近くの古着屋へ。店員に勧めてもらったスラックスを買った。
わざわざ式に向けてスーツを新調せず、こんな風に古着屋で好きなジャケットとスラックスを買えばよかったのではと思いつつ、とはいえ昨日の参列者を見ていてダボっとした感じの人はいなかったので、浮きはするなと思った。来月、参列する結婚式はダボっとしていてももしかしたらいけそうな感じがある。どうしよう。最近浮き足だっているので、グラウンディングしといたほうがいいのかもしれない。すぴすぴ。
妹との待ち合わせの時間までギリギリで、関内?をレンタルチャリを爆走した。自転車屋で働いている妹の友人の顔が印刷されたTシャツを着ていたので、心なしか足が軽かったし、追い風が吹いていた気がする。何とか間に合って、ケバブ屋へ。エジプトラムシチューとのあいがけと、ダイエットドクターペッパーを珍しいものがあるなと頼んだ。ほろほろしていた。やはり関東にきたらケバブに限る。
友人と合流し、佐藤雅彦展をみて、近くのスペイン料理屋で夜ご飯。たまさか、昨日の結婚式の二次会と同じ商業施設内のレストランだった。たまさか、ってどこの方言なんだろうか。偶然、に、まさか、が入ってて便利だ。



