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2025年7月7日
ゼミの日。指導教官と今後の進め方について話して、ここ最近の不調の心因だった懸念が前に進みそうである。快復に向かってくれればと思う。ここ数週間は大学に行ってもしんどくてゼミが終わったらすぐ帰宅していたけれど、今日は後輩とプレゼンの資料作りをしながら、お菓子を食べてとゆったり過ごせた。持ち運び用のに部屋の片隅から掘り出したノートPCだったのだけれど、案の定、急に落ちて、いろんな手を試すも’critical low battery’という表示が現れる。まあもともと中古だしなといったん諦める。それにしてもcriticalってもっと穏当なワードはなかったものか。
帰路、観光客の女性2人が、また別の観光客の男性にスマホで写真を撮ってもらっていた。男性が写真を撮る時に、股を割るようにしゃがんでいて、こんなに股を割って写真を撮る人が悪い人なわけがないと思いかけたがそんなことで思っていいのだろうかと謎の逡巡。
近くに路上ミュージシャンの二人組がいて、女性の方がアンプに繋がったマイクを持ち、男性はギターを抱えている。椎名林檎と宮本浩次の「獣ゆく細道」をカバーしていて、椎名林檎パートに続き(合いの手含め)宮本浩次パートも全部女性が歌っていた。よく見ると男性の方はギターを弾いてはいなくて、単なる観客だったみたいだ。誰かに聞いてもらおうという感じではなく、とりあえず外で大声で歌いたいんだという感があってよかった。
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2025年7月6日
睡眠薬が効きすぎたのか今週あまり寝られていなかったのがどっと来たのかわからないが、アラームを無視してだいぶ寝過ごしてしまった。眠れたのでよしとしたいが、逆に身体がだるい。寝すぎると1日が終わってしまったような気持ちになるし、これが許される身なんだよなと、と思ってしまう。どちらもそう思ったところで気に病むだけだとわかってはいるのだけれど。ベッドで野球中継をつけるとファイターズが楽天の試合が終盤で同点。清宮がエスコンフィールドでは初のHRを打って追い越した。さて、とあした久しぶりに会う人に渡すためのお菓子を買いに、身体を起こして出かける。ドーナツがフィナンシェかで悩んでフィナンシェにすることにした。
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2025年7月5日
新しく処方された安定剤の副作用か食欲が湧かない。これまでは起きるとすぐにお腹が空いて何か食べたくなっていて、朝ごはんを抜く人の気持ちが理解できなかった。こんな感じなのだろうか。とはいえ、流石によくないだろうと、HUBで初めてホットドッグを食べた。Googleレビューにスパイスが太田胃酸の味がすると書かれていて、太田胃酸を飲んだことはないが、わかるようなわからないような感じだった。ドクターペッパーに対して、イソジンも飲んだことがないけれど、イソジンという例えはなんとなく分かるような。輪切りのピクルスが乗っていて、みじん切りのほうがいいなと思った。そういえばしばらくコストコのホットドッグを食べてない。
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2025年7月4日
ベルソムラが効かず、あまり寝られずに週に一度のメンタルクリニックへ。その旨を医師に伝えると、やはり不安を鎮めないとでしょうね、とベンゾ系の睡眠薬と安定剤の処方箋を出された。あまり飲みたくはない。また来週来ることになった。なかなか薬が定まらない。
道を歩いているとあまりいい噂を聞かないハウスメーカーのキャッチ的な若い男性に声をかけられる。「チラシ30枚配らないといけなくて…30秒で終わるんでいったん中に来てもらえませんか」と言われ、今手に取っているそれをくれるならまだしもだし、営業する気ないんかい、と腹を立てつつ結構ですと答える。「じゃあ逆に2万円でマンション借りられるとしたらどうですか?」と食い下がられ、逆とは?と思いながら無視した。
蒸し暑い中こんな労働させられて可哀想な私を助けると思って、という同情を集めるようなキャッチの仕方が順なのは倒錯がすぎるだろ。彼の判断か社の方針かわからない。せめて前者であって欲しい。世も末のモスの部分。
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2025年7月3日
大学のHPの更新作業のために大学へ。何度打ってもパスワードが違う。次の予定もあったし、諦めて今度にしようもバス停に向かうも、事務局へメールで聞くために入りそうな情報を控えてなかったことに気づく。いったん戻って次の予定はリスケするか、いや、そうすると明日の予定が、などと文字通り行ったり来たり逡巡していた。こういう時は戻ったほうがいいぞという直感があり、えいやっと研究室へ向かった。
もういっかい試してみようとパスワードがメモされた紙を見てみると、lだと思っていたものが1だった。セリフ体め…と恨みつつ打ち直すと無事ログインできた。とはいえログインは序の口で、ホストとかサーバとか、httpとか詳しくないことばかりだ。それでもこのサイトを作っていたおかげで勘所はなんとなくわかる。日記を書くためにこのサイトを作ったことがここで役にたつとは。もう半年過ぎたし、このサイトも外観を変えてみたいのだが、一度それをやろうとして全部これまでの設定が吹っ飛びかけたことがあって怖い。
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2025年7月2日
道を歩いていると、若い男性がコインパーキングの隅、自販機の横にスマホのカメラを向けていた。何を撮っているんだろうと目を向けると、黒いピチピチしたTシャツに金色のネックレスをした筋肉質の男性がカメラに背を向ける形で少し俯いていた。こういうかっこよさげなポージングをHIITを続けた先に私はできるようになったりするんだろうかと通り過ぎる。なんとはなしにもう一度振り向いてみると立ちションだった。あーあ、とよくわからんがバッドに入りそうになり、我ながらナイーブというか、やはり調子がよくないなと思いながら帰った。
先日、あるPodcastで庵野秀明が宮崎駿に「パンツを脱いでいない」と言っていたという話を聞いたのを思い出した(立ちションを見て思い出したくなかったが)。最近、ジークアクス効果でよくタイムラインで見かける、庵野秀明が責任監修の「逆襲のシャア」同人誌での、富野由悠季との対談での発言らしい。芸人だったり、その裏方やファンが言っているような、もはやクリシェというイメージだったのだけれど、庵野秀明がその由来だったとは知らなかった。(対談は読んでいないので前者の限りで)私はこの比喩が苦手である。単に下品だなと思う。
なにかの作品を評するときにそのような言葉に仮託したい気持ちは理解できないではない。ただ、その言葉の対象がより直接的に人格になっている場合がけっこうあると思っていて、(ちょっと昔の?)芸人的な価値観が一般的になっているような感じもして怖い。あまつさえ誰かに対して「パンツを脱げよ」と命令形で言えてしまえる人がいて、品がないし何様なんだろうと思う。少なくともその人のために脱ぐ必要はない。


