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2025年9月10日
夜、予備校で教えていた時代のかつての生徒との飲み会が控えていて、それへの出発がここ数日ずっと作っているスライドのデッドラインだった。17時までにあと何枚スライドを作らないといけなくて、となると、一枚当たり何分ぐらいかけられますか、とChat GPTに相談する。いま○○時○○分のためだいたい△分/枚ですね、と教えてくれる。しかし、その○○時○○分、が正しくない。正しくはこっちじゃないですか、と伝えると、実は私は現時刻を知りえないんです、と返された。そうなんですね、と一枚スライドを作り終えるごとに現時刻を添えて報告することになった。Chat GPTっていま何時かわからず暮らしてるんだ。
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2025年9月9日
今日も今日とてスライド作り。全く終わる気配が見えない。昨日、ZINEを作るようにやってみたら、気の持ちようが変わって、ちょっとは楽しくスライドづくりに取り組めるんじゃなかろうか、ということを考えていた。まあ、技術的に面倒で難しかろう、という結論に至ったのだった。なんとかならんもんかね、とまだ考えていて、章から章へのつながりをもっとわかりやすくしてほしい、と指導教官に指摘してもらったことを思い出した。となると、ZINEの組版ではなく、漫画の考え方のほうが当てはまるんじゃないだろうか。最終的に配布されるプリントには、A4に4枚のスライドを配置されている。各章に四枚という決まりをつくって、最後の一枚をいわゆる「引き」に使うのだ。などと考えながらいつか買っていた漫画の技法書をパラパラとめくってみて、いや、これは実際にコマを割ったりして体得していくものだなと思い至る。そんな暇はない。さしあたりアイデアとして。
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2025年9月8日
近々、指導教官との打ち合わせがあって、そのために一日中スライドを作っている。もうin Designの画面をこれ以上見たくない。単に文字を組むだけなら、何なら楽しくいくらでもできるのだけれど、内容も同時に考えないと、となると辛い。いったん原稿を別で考えて、それを流し込むという形でスライドを作るという方法がいいんかもしれん。
というか、そもそも横長の長方形というスライドのあの形がなんだか嫌である。とはいえ縦長のスライドというのも変だ。スライドを作る段階では、縦長のA4に横長のA5を上下に配置するというのはどうだろうか。それを見開きで合計四枚。ちょっとしたZINEを作るような気持ちでスライドづくりに取り組めそうな気がしなくもない。
ただ、その場合に面倒なのはスライドの流れである。ふだん横長のスライドをA4に(横向き)4枚、Z、の流れで紙に出力して配布している。先の方法だと、Z、ではなく上下上下と、N、を水平にひっくり返した形となるため、左右左右と、Z、に戻すよう調整しないといけない。数日後、締め切りに追われたぎりぎりの精神状態で、そんな調整(どうすればそれが楽にできるか思いつかない)をする余裕はないだろうとさしあたり諦めた。
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2025年9月7日
12時間ぐらい寝たけど全然眠い。マックで作業。例によって締め切りに追われている、とずっと言っている。今年は残りずっとこんな調子だと思う。一年ぐらい締め切りに追われずゆっくり過ごしたい。じゃないとどこかでぶっ壊れそうである。いわゆるどうしたもんかいのー状態。こういう日は善人ぶった誰それに悪意なく言われた嫌な言葉を次々に思い出す。満月のせいだな、と思いながら月見チーズバーガーを食べた。味が変わった気がする。
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2025年9月6日
朝まで色々やっていて、寝落ちしそうになりながら、念の為、とLINEの履歴を見ると明日だと思っていた結婚式が今日だった。受付が4時間後である。1時間ほど仮眠を取ろうかと逡巡するも、起きておくことに決め、コンビニへご祝儀袋と筆ペンを買いに行った。急いでシャワーを浴びて、昨日受け取ったばかりのスーツに着替える。シャツのボタンってどこまで締めるんだっけ、と調べると一番上までらしい。これまで何度か大事な式に出たけど、その時閉めてたっけかと不安になるも気にしないことにする。
神前式だった。社務所へとだけ案内されていて、ここかなと思ってドアを開くと巫女に違う建物ですと案内される。新郎側の控え室に通されると、想定していたよりも人数が少なかった。色んな人に今度はじめて参列するんだけど、、と相談していて、人がいっぱいいるしとりあえず笑っていれば大丈夫だよ、と言われていた。そんなもんかと安心していたが、そんな感じでもないぞ、と緊張していると、チーフを挿し忘れていることに気づき余計に動揺。
炎天下、境内を新郎新婦について歩き回った。慣れない革靴が熱くなる。よく考えれば事前にわかることなのだが、県内でも有名な神社だったので多くの観光客にカメラを向けられることになって、びっくりしてしまった。無論、撮られているのは新郎新婦なのだが。結婚式初心者に神前式は難しすぎるよ、とほほ、と思いながら色んな儀式を終えて披露宴へ。
披露宴は神社の近くのホテルで。ホテルといっても高層ビル的なものではなく、歴史のありそうな日本家屋を改装したもの。最近はこういうのが増えているらしい。鴨居に頭をぶつけながら席に座る。新郎新婦の目の前の座席でまた緊張する。ウェルカムドリンクにビールを頂いた。後々、新郎新婦のご両親がテーブルに瓶ビールを持って注ぎに来てくれることを知っていれば、ソフトドリンクにしていた。
BGMが星野源メドレーだった。といっても披露宴の開始までは4曲ぐらいのループで、「地獄でなぜ悪い」が流れてくるたびに、楽曲名に加えて割とエログロナンセンスなMVも頭に浮かび、知らぬが仏とはこのこと、いや、神前式か、といらんことを考える。新郎とは高校の二年生と三年生のときに同じクラスで、私が星野源にのめり込んでいた時期と重なる。彼にアルバムを貸したような気もするが、徹夜明けにアルコールが入った頭でははっきりと思い出せない。そう思いたいだけなのかもしれない。でも当時、星野源の話をしていたことはたしかで、出たばかりの最新アルバムの楽曲も入っていて、ずっと追っているんだなと嬉しかった。
お色直しだったり両親への贈り物のときに、「Family song」や「喜劇」といった家族をテーマにした楽曲が流れていた。「永遠を探そうか できるだけ暮らそうか」という歌詞が、披露宴の前の儀式の際、斎主の祝詞の中でそれだけはわかった「千代に八千代に」という言葉とずれているように聞こえて、それがよかった。「ただ幸せが一日でも多く側にありますように」と祈るばかりである。
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2025年9月5日
明後日の結婚式用のスーツを受け取りに天神へ。確認のため試着されますか?と聞かれたけれど面倒なので大丈夫ですと断った。スーツの収納袋をそのまま受け取った。(これはどの店でもそうなのだろうか)。そういえばスーツケースってスーツがつくけれど、これ入りそうにないな、スーツを入れるのに特化したような形でもないよね、と調べると(旅のためのもの)「一式」という意味(語源という意味では同じ?)であって、別にスーツを入れるためのものではなかった。来週は横浜での結婚式に出席するのだけれど、じゃあ、どうスーツケースに入れたらいいんだ。