2025年11月26日
午前中は国際機関の職員へのインタビュー。早めに終わったので、今回一緒に調査をしている研究室の後輩の友人の夫が経営しているカフェへ。彼はタイの大会で優勝したことのあるバリスタで、その観点からこの国のコーヒーについていろいろと教えてもらう。アナエアロビック(嫌気性発酵)という近年、スペシャリティコーヒー加工法の一つになっているものがあって、かねがねこの国ではどうなんだろうと思っていた。発酵製品らしく独特の匂いがするので、苦手な人は苦手である。万博でブルンジのそれを見かけて、研究室のお土産に買ったのだけれど、同期に臭いから持って帰っていいよ、と言われた。持って帰らずほとんど私だけが飲み続けている。それはさておき、なんとバリスタの彼がその実験をしていて、実際に豆の生産者にも直接指導をしているということだった。まだ生豆(焙煎の前)の状態の豆を倉庫から出してもらって嗅がせてもらう。顔をうずめるように思い切りと匂いを味わう彼の仕方がかっこよかった。
