-
2025年8月11日
道を歩いていると、目の前の女性が急に傘を振り回し始め、辻斬られた。
-
2025年8月10日
旧い友人がその友人の結婚式に参加するということで、宿代わりに家に泊まりに来た。それで、だいぶ散らかっていた部屋を片付けたり掃除したりしていた。人にはこう見られたい私というのがあるのか、気遣いなのか、どちらなのだろう。
友人がスーツケースの中からタオルに包まれたミラーレス一眼カメラを取り出して、私の部屋のベッドの脇の間接照明をパシャパシャと撮っていた。自分自身は撮られたことがないらしく、せっかくだから、と代わって撮った。
シャッターを半押しにすると、オートで目にピントが合う。シャッターを切る。よく撮れてるね、なにかのプロフィールに使おうかなと友人が笑った。少し寂しい心持ちになったのは、オートフォーカスだったからなのだろうか。
-
2025年8月9日
朝食に入ったカフェであんバターサンドと、コーヒーの欄のレッドアイという商品名が目についたのでトマトでも入っているのだろうかと、それを注文してみる。レッドアイを待つ間、どんな飲み物なのだろうと検索。ドリップコーヒーに追いエスプレッソを加えたものらしい。多量のカフェインで目が充血してしまう、というのが由来とのこと。
ゆるくパーマのかかった、目にかかるぐらいの前髪の店員が、〇〇番でお待ちの方、と私を呼ぶ。
「ストーリー、あ、すみません、ストローはあちらのお冷やの横からお取りください」
物語が始まる。