-
2025年1月26日
基本的には調査協力者のトムがスクーターを運転してくれて、その後ろに乗って移動している。彼はたばこを買いに、私は水を買いに商店に寄った。会計が終わって、どんなお酒が売っているのかしらと私が店内を物色している間、彼は早速たばこを吸っていた。吸いながら風を浴びたいということで、ゲストハウスまでの帰路は私が運転した。日も暮れてきて、慣れない右車線に戸惑いながら運転していると、たまに前方を走る車が左車線を走ったり、真ん前からバイクが走ってきたり、要するにこちら側にもあちら側にも左車線で運転する荒くれ者がたまにいて、あれどっちだったっけと頭が混乱してあわあわした。なんとかゲストハウスに帰宅した。今日はまだ花火の音が聞こえない。
-
2025年1月25日
昼食を食べた食堂でトイレを借りようと思い、どこですかと、暇そうにスマホをいじりながら店番をしている中学生ぐらいの子に聞くと、厨房を抜けた先の住まいのなかを案内された。泊まっているゲストハウスの受付は四畳ほどの小部屋で、キングサイズのベッドが置かれている。だいたいいつも子と一緒に誰かが寝そべっていて、客が来ると起き上がって相手をする。ゲストハウスの向かいの家がおそらく支配人の住まいで、これまた中学生ぐらいの子がシーツを干している姿が見えた。暮らすことと働くことがシームレスなんだなと気づいた。ふだんの私だって同じなのかもしれない。生活とそれ以外のことのぐちゃぐちゃした感じがここ数年の悩みで、これは何かヒントになるのかもと一瞬思うも、別にこの気づきでそれが解決するわけではないか、と思い直す。
-
2025年1月24日
ゲストハウスの三階に昨日まで泊まっていて、ものすごい熱いお湯は出るのだけれどちょろちょろとしか出ず、下の階に変えてもらえばマシになるのではと思い、一階の部屋に移動させてもらった。ゲストハウスごとはもちろんだとして、部屋ごとに水圧と温度がどんなものかわからない。ガチャみたいだ。さて、とお湯のバルブをひねるまで、加温器のスイッチを押すと、やはりというか水圧はいい感じだが若干ぬるい気がする。ともあれ許容範囲だ。三階の部屋になかったドレッサーがあるのもありがたい。前の客が飲んだであろうビタミンゼリーのゴミがそのままだったけれど。