• 2025年5月25日

    宅配便のチャイムで目を覚ました。入居しているマンションはオートロックなのだが、謎のアラーム音機能が付いている。「解錠」と「警戒」という二つのボタンがあって、「警戒」のボタンを押した警戒状態(ランプが光る)で解錠すると、ピーピーとかなり大きな音が鳴るのだ。音を消すには「警戒」ボタンを押さなければならない。

    私は帰宅するたびに「警戒」ボタンをオフにしているのだが、他の入居者の都合でオンになっている場合が多い。なので、宅配便の人がマンションから出るときに、アラーム音が鳴ってしまうということが多々ある。アラームの消し方にすぐには気づいてもらえず立ち往生させてしまう場合と、鳴ったまま(気づいてか気づかず)か放置される場合がある。いずれにせよ私が結構急な階段を駆け降りて対処することが多々あるのだ。案の定今回もアラームが鳴った。流石に慣れてきたので、鳴るかどうか玄関で待機しておいて、鳴ってすぐに階段を降りた。アラームが鳴ったまま宅配便のスタッフがドアを開け去っていく様子を目にしてしまった。気づいていなかったと信じたい。

    今回のようなケースは私にも(メルカリで何かを買ったという)要因の一端はあるのでまだいい。悩ましいのが、私の上の階の住民のご友人たちがアラームを鳴らしてしまうパターンだ。上の階の住民はご友人が多く、毎週末、おそらく4、5人が飲みに来ている。けっこうな頻度でカラオケ大会が開催され、窓を開けなくても聞こえて来る。一度ならずLOVE MACHINEの大合唱を聴いた。まあこれは愉快なので気にしていない。私も深夜にまあまあな音量で音楽を流しているのでおあいこだ。ただ、このご友人たちが買い出しや帰宅する際にアラームを鳴ったままにしてしまうことが多々あるのだ。上の階まではアラーム音が届かないようで、私が消しにいくという羽目になる。当然、私が消しているということは、上の階の住人は気づいていない。

    そんなこんなで悪いことがあればいいこともあるよという人生トントン説を信用していない。


  • 2025年5月24日

    浪人生の時分、何かの番組での東村アキコを真似して、つらくなると枕に向かって「助けてくださーい」と叫んでいた。なぜか妹に見られてえらく心配された記憶がある。さすがにもういい大人なのでつらくなったら「勝手にしんどみwho’s bad」と呟いて、心の中で桑田佳祐とマイケルジャクソンを踊らせる。ニュアンスとしては真空ジェシカ川北の「厳しさの中にある」に近い。例によってと言いたくないが、やることが多くて手が回らない。優先順位をと思い、やはりそれは論文を書くことで、さしあたり毎日の文字数を設定した。机に向かい始めて10時間ほど経ってその文字数を達成した。寄り道しすぎた。まだ皿を洗っていない。今3時。


  • 2025年5月23日

    起きると憂鬱な気分だったが、研究室の合鍵を作りに外へ出る。個人でやっている老舗っぽいところが一番安いらしいという目処はつけていたのだけれど、肝心のその店が見当たらない。見るサイトによってビルの一階、地下一階、地下二階と情報が錯綜しており、なんで無給でこんなことを…と薄暗い階段を上がったり下がったりしていた。古くからある、なんというか半分シャッター街のようなビルで、実際、ビルの案内図からもかなりの店が消えた形跡があった。潰れてしまったのかな、と諦め近くのチェーン店を探しにビルを出ることにした。

    出ると言っても地下通路で別のビルにつながっており、なんとその狭間に探していた店があった。気さくな店主が対応してくれて、十数本頼んだのだが十分程度でできますよとのこと。鍵を削る音がフロアに響くのを聞きながら辺りを少しふらふらする。十分そこらで戻るともう出来ていて、カウンターに鍵が並べられている。うちが一番安いんですよ、と言われ、やはりそうですか、と答える。いい気分になったので、あとでGoogle Mapにレビューでも書いて、店の位置を補足しようかと思いながら店を後にした。

    帰路、ある政党が街頭演説をしていて、信号を待つ間に聞いていた。DO IT YOURSELF!!と書かれたラベルが演説カーに貼られているが、半角のエクスクラメーションマークがなんだか不釣り合いだ。皆さんにも子供さんとお孫さんがいるでしょう、私たちは未来を…と演説者は熱く語っており、おらんけども…と思いながら青になった信号を渡る。お子さんじゃなくて子供さんという言い方を初めて聞いた気がする。渡りきった横断歩道の先に、背中から2枚のモニターを生やした人がいて、モニターからは別の政党の広告が流れている。かすかに音声も聞こえる。いわゆる歩く広告だ。私はこれがほんとに苦手である。人を何だと思っているのか。


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