• 2025年8月25日

    21時半、論文の査読の結果が返ってきた。日曜の夜に送ってこないで欲しい。まあ、私も非常識な時間にLINEやDMを送りがちではあるので、因果なのだろう。気が急く。頑張ればなんとかなりそうのはよかった。こんな重たい締め切りがこのタイミングで訪れるとは。人生で最もハードな9月になりそうな予感。頭の片隅どころか半分ぐらいで修正内容を考えながら、はじめてちゃんと出席する二度の結婚式に臨むことになる。新郎新婦になんだか申し訳ない。泣けなかったとしたは論文のせいだから。


  • 2025年8月24日

    このあいだ、ふとNUMBER GIRLのあの稲妻のようなフォントを調べてみるとAarcoverというフリーフォントだった。

    改めて、どんな人が作ったものだろうと調べてみると、David Rakowskiというデザイナーのもので、彼の作った他のものを見てみると手触りのある素敵なフォントばかりだった。向井秀徳があのフォントを見つけて、ビビッときた瞬間があったと思うと、なんだかグッときた。


  • 2025年8月23日

    大きめの本屋で本を探していて、歩き疲れたのでちょっとベンチに座って休憩した。隣に30代ぐらいの男性が座っていて、寝言というか喉を鳴らしながら爆睡している。しばらく楽天tvで野球中継を見ていると、隣から唐突に、有線のイヤフォンを飛び越えて「お兄さん音楽聞いてるの?」という声が聞こえた。驚いてしまい慌てて「はい」と答えた。野球中継だから嘘をついてしまったなと思い、こっそり画面を伏せた。男性が私に話しかけ続ける。

    「雨降ってるかな」

    「そろそろ降りそうですね」

    「めっちゃ疲れてるんだよ、今日俺すごい頑張ったから」

    「お疲れ様です」と答えると、日ハムの高卒ドラフト1ルーキー柴田獅子が連打を浴びている様子がイヤフォンから聞こえてきた。男性が立ち去り、ピッチャーが数年前のドラフト一位、上原に変わる。満塁のピンチを無失点で抑えた上原が吠えた。ウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』の新装版を探しに、私もベンチをはなれた。


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