2025年6月24日

急遽大学に行かなくてはならなくなったり、目の前で乗りたかったバスが出発するのを見たりと散々だったが、帰りの電車で、耳の上までの丈のニット帽にモンスターボールみたく半分赤く塗られたピンポン玉をくっつけ、光る小さな角を生やしたおじいさんを見かけて元気をもらった。パリッとした質感のジーンズによく手入れされていそうな革靴を履いていて、緑のジャンパーの後ろ襟首の下には、赤く掠れた色でNUDISTと書かれていた。お洒落は足元からだなと、雨でびしょびしょになったサンダルの上の素足とスウェットの裾を見下ろしてダメだこりゃとなった。


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