2025年11月7日
街中を歩いていると、カジュアルめのスーツを着た20代後半ぐらいの短髪の男性が電話をしていて、もう片方の手に持っていたペットボトルを落とした。ちょうどすれ違った若い女性の二人組のうちの一人が拾ってあげた。男性がお礼の言葉を言わず、会釈すらせずに受け取る。そのことを気にする素振りもなく二人組は話を続けながら去っていった。私だったら、なんやこいつは、と首を傾げるなりしていたと思う。双方のリアクションを見て、男性がペットボトルを落としてから受け取るという一連の流れがこの世に存在しなかったと思う方が自然な不自然さで、いったい何だったんだろうと思いながら帰路についた。